バリアフリーな家の設計の基準とは?階段と手すりを設置するポイントをご紹介!
高齢者や身体的な制約がある方は、階段の昇降やただの移動でさえも苦に感じる場合があります。
そのため、高齢者や身体的な制約のある方が家族にいらっしゃる方は、家族全員が安全で快適な生活を送るために、バリアフリーな家を作る必要があります。
そこで本記事では、バリアフリーな階段の設計に関する基準や、バリアフリーのアイデアを紹介します。
□バリアフリーな階段の設計の基準とは?
バリアフリーな家を作る上で、階段は重要です。
そのため、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、いわゆるバリアフリー法で階段について以下の基準が定められています。
1.建物移動等円滑化基準
建物移動等円滑化基準で定められている階段の基準は、高齢者や身体的制限のある方に対して、階段の昇降のしやすさや安全性に重点を置かれています。
基準のチェック項目として以下のようなものがあります。
・踊り場を除く階段部分に手すりを設けているか
・階段の表面は滑りにくいような仕上げがされているか
・段差につまずきやすい部分はないか
・段差は容易に認識できるか
・天井ブロックを置いているか
・家の頻繁に使われる階段は回り階段ではないか
2.建物移動等円滑化誘導基準
建物移動等円滑化誘導基準は、より厳しく、数字としての基準が記されています。
・階段の幅が140センチメートル以上であるか
・蹴上げは16センチメートル以下であるか
・踏面は30センチメートル以上であるか
・階段の両側に手すりが設置されているか
この基準を満たしている場合、より安全で高齢者や身体的制限のある方であっても暮らしやすい家となるでしょう。
□手すりのメリットや設置のポイントとは?
上に紹介した基準に、「手すりの設置」という項目がありましたね。
以下では、この手すりの設置のメリットや設置の際のポイントを紹介しますので、覚えておきましょう。
*メリット
手すりのメリットは、やはり歩行の手助けになることです。
筋力や関節などの機能が低下している、もしくは制限があるという方は、歩くのにも一苦労です。
その状態で歩くと不自由な足に大きな負担がかかってしまいます。
そこで、手すりを持つことでその負担を上半身にも分散させることで歩行の手助けとなるのです。
*設置のポイント
手すりは、素材や形状によってさまざまな種類があります。
人によっては、太さによって持ちやすさの違いがあるため、家族の意見を聞いて設置しましょう。
□まとめ
階段は家の中でも、こけやすく事故につながりやすい場所です。
そのため、手すりの設置や階段の設計など、バリアフリー法で定められた基準をできるだけ満たし、快適な住まいを完成させましょう。
岡山県倉敷市周辺でバリアフリーの家作りをお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。