2024.02.19
日本の儀式と家づくり -2-
プラン提案から設計・施工・アフターメンテナンスまで、
お客様と同じ想いを一緒に背負い、共に楽しみ、
「自社一貫施工」にこだわる工務店です。
前回ご紹介した『地鎮祭』に引き続き、
『上棟式』が執り行われました。
『上棟式』も『地鎮祭』と同様の建築儀礼のひとつで、
大きな節目となる棟上げの際に行われます。
”建前(たてまえ)” や ”建舞(たてまい)” とも呼ばれており、
建物の守護神と大工の神を祀り感謝するとともに、
建物の骨組みまでを無事に終えられたことを祝い、
完成までの工事の安全を祈ります。
必ず行わなければならないというものではありませんが、
少しずつ形式を変化させながらも継承されています。
以前の『上棟式』は餅投げをする機会が多かったので、
餅投げと聞くとイメージしやすい方も
多いのではないでしょうか?
今回は地鎮祭をお願いした神社からいただきましたが、
上棟の際に必ずお作りしているものが、
こちらの『御幣(ごへい)』です。
工事の安全と家内の繁栄を祈願するための縁起物で、
上棟日やお施主様のお名前などを書き入れます。
屋根裏の一番高い場所にある棟木に祀っているので、
実際に目にすることができるのは、
上棟から天井ができるまでという限定された期間ですが、
工事中だけでなく完成後もずっと、
家全体を見守ってくれる存在です。
ちなみに・・・
関西を中心に多く見かける ”おかめ” のお面がついた『御幣』は、
”おかめ御幣” と呼ばれています。
この ”おかめ御幣” は
”となりのトトロ” の屋根裏のシーンにも登場しているんです。
”おかめ御幣” の名前の由来とされる言い伝えもあるのですが、
少し悲しいお話なので、
ここでは ”となりのトトロ” のエピソードだけ
ご紹介させていただきました!
ご興味のある方は、
【 千本釈迦堂 おかめ 】で検索されてみてくださいね。
リフォームを検討中の方も、
ぜひ一度、詩音建築事務所へご相談ください。
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