ウッドショックとは?原因や影響を解説します!
近年、住宅を含む多くの場面で耳にするウッドショック。
新築住宅の建築を検討している方でも、その具体的影響まで理解していないという方が多いでしょう。
そこで今回は、ウッドショックについて、その意味と原因、具体的影響を解説します。
ウッドショックについて理解を深め、よりスムーズにマイホームをゲットしましょう。
□ウッドショックとは?
*ウッドショックとは?
ウッドショックとは、2021年3月頃から生じている、住宅に使用される木材価格の高騰とそれに伴い生じる混乱のことを言います。
この大きな原因は木材の不足にあります。
それではなぜ、ウッドショックと言われるほどの、不足状態に陥ってしまったのでしょうか。
*ウッドショックの3つの原因
1:国産木材の減少
現在、国内の住宅に使用されている木材のうちの70パーセントは輸入材です。
日本では、戦時中大規模な森林伐採が行われたこと、戦後の住宅需要に伴い多くの木材が使用されたことから、多くの木材が失われました。
さらに、木材の再生には時間がかかるため、その間に国内の林業従事者は大きく減少しました。
2:輸入材の不足
コロナウイルスの流行等を背景として、各国で以下のような影響がありました。
・カナダでの害虫被害
・製材工場の稼働率減少
・アメリカや中国での莫大な財政出動と歴史的な住宅ローンの低金利政策に伴う住宅木材需要の増加
3:輸入コンテナの不足
こちらもコロナウイルスの流行を皮切りに、ネットショッピングの利用機会が増え、世界的に流通が圧迫されコンテナ不足が起きています。
それにより、日本への木材輸入が滞っているのです。
□ウッドショックによる影響は私たちの身近にも存在する!
普段の生活ではあまり実感する機会のないウッドショックですが、これから新築の戸建て住宅を建てる予定のある方にとっては、少なからず影響があるでしょう。
起こり得る具体的な影響としては、住宅建築単価の上昇や、施工期間の延長などがあります。
建築戸建住宅に利用される製材や集成材、合板などの価格上昇に伴い、住宅の建築単価は日々値上がりを続けています。
さらには、木材を確保できない住宅会社もあり、契約はしたものの建築の目処がなかなか立たないということも。
□まとめ
当面、収束の見通しがたたないウッドショック。
特に新築戸建て住宅を建てたいという方は、その状況を慎重に捉える必要があります。
当社は設計からメンテナンスまで一貫した家づくりを行うため、価格や施工期間も明瞭であり、安心して家づくりを進めていくことができます。
岡山県倉敷市周辺での家づくりを検討している方はぜひ1度、当社へご相談ください。